The Planetary Society of Japan

ブラウン惑星人の日々 February 2018

今年もまもなく LPSC 2018

POSTED BY: Takahiro Hiroi | DATE: February 10, 2018

読者の皆様、年末年始にかけて1か月半ほどもお休みしてしまい申し訳ありませんでした。その間、いろんなことがありましたが、簡単に言えば超極寒の冬のボストンで今年の春と夏に如何に日本に出張しようかという計画や交渉をしていました。それで、4月30日から5月16日の帰国中の日程はほぼ決まりましたが、7‐8月はまだまだで、航空運賃も高くて難しいです。しかし、はやぶさ2がリュウグウにランデヴーする07月に帰らないわけにはいかないので、何とかしようと思っています。そんな必要がないように予算を確保して支援して頂ければ有難いのですが。

この冬は如何に寒かったかというと、最初の、地方無料新聞Metroの表紙の写真にあるように、気温が‐20度Cという100年ぶりの大寒波の日が年末から年始にかけて何日も続いたことです。これに風による体感気温の低下(Windchill)が加わって、殺人的な寒さになってしまいました。大学の仕事は1月2日から始まったので、その最中に15分くらいは外を歩かねばなりませんでした。雪のために1月4日は休みになりましたが。氷河期になると平均気温が10度Cくらい下がるそうですが、平年と比べて10度C以上寒かったので、氷河期をすでに経験したかのようです。

下画像. 超極寒のボストンを描写した新聞Metroの表紙

まるで時を同じくするかのように、RELABでもいろんな困難が発生し、そのおかげで、LPSC要旨にも出した、炭素質コンドライトの3ミクロン吸収帯の分解や、数か月も滞っていたパソコンの入れ替えや、ソフトウェアの移植(まだ途中)に取り掛かることができました。そして、これまでにKASIや阪大で講義してきた一部をまとめ、更にLPSCの内容も加えて、惑星グループの昼食セミナーで話しました。4年生になった長女も聞きに来てくれて、次のような写真を撮ってくれました。

下画像. ブラウン惑星地質グループでの昼食セミナー

そうこうしているうちに、考えてみればあと5週間もすればLPSCでまたヒューストンに行くことになりますね。今回は残念ながらポスターセッションに回されてしまったので、新しい結果を出す意欲がうせてしまいました。ポスターに書いたら盗まれることもありますし、要旨に書いたと同じ事をまとめるだけでいいかな、と思ってしまうのです。ブラウン大の惑星グループでは、Jim Headの奥さんがポスターをまとめて持ち帰りしてくれるのでとっても楽で助かりますが、印刷するのがやっぱり面倒です。

そうそう、今日のThomas Mutch記念講義はMITのSara Seagerによる系外惑星に関するものでした。これがそのポスターです。やはりトピックが魅力的なので、多くの学生が来て、部屋の後ろでも立ち見している人たちがいましたね。後で豪華な食事が出るのですが、私は5:15のバスに乗らないといけないので今回も4:45まで聞いて途中で出てきました。こういう時はボストンに住んでるのが恨めしく感じますね。居住可能な惑星はあるかもしれないけれど、地球のように45億年以上も生命環境を維持するのは難しくて、知的生命体はいないと思います。でも、というかだからこそ、我々の移住先としてはあり得ますね。

下画像. 今日のSara Seager によるMutch講義のポスター

 

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