2022年02月のファーストフライトを目指して


NASA スペースローンチシステムでのオリオン宇宙船の打ち上げは、2018年11月から2019年後半へと変更が発表されました。再々の延期が続き、2022年02月打ち上げが最新の予定となっています。
当ウェブ上でこれまでに発してきた情報は、2015年から2017年前半のものでしたが、その後の計画修正等を経て、無人オリオンを含む SLS [ EM-1 ] としてのファーストフライトが計画名を変えて、Artemis I(アルテミス I : 数字ではなく英字のアイです)として実施されます。打ち上げについては、2021年11月と予定されていますが、これまでの経緯から予断は持てません。

このウェブは、東京大学船瀬龍氏らによる、超小型深宇宙探査機「エクレウス」の搭載が決まったことを受けて情報の充実を目指して更新を続けてきましたが、他機合わせて 13 機搭載予定のキューブサットについては変更は無く、引き続き情報の更新を続けていきます。
 



アルテミス I 概要


Artemis I(アルテミス I : 以前の Exploration Mission-1 に該当)は、NASA 深宇宙探査システム(NASA’s Deep Space Exploration Systems)における最初の統合飛行試験です。つまり、SLS(スペースローンチシステム)ロケットのファーストフライトとなります。この SLS ロケットにより、無人オリオン宇宙機とセカンダリーペイロードである 13 機のキューブサットが、新たにアップグレードされた探査地上システムを持つフロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターから打ち上げられます。
 

Image Caption :
アルテミス I の約三週間に渡るミッション期間中に、オリオンは地球-月軌道を何千マイルも越えて旅をする。
Image Credit : NASA
 

ミッションの主な運用目的は、有人モジュールのミッション項目総てにおいての安全性を確認することです。SLS は、月周回軌道にオリオン宇宙機を送ることに加えて、非常にユニークな独自の科学技術探査を実施する 13 個の小型衛星を搭載します。時々刻々と複雑化していく一連の宇宙ミッションの初飛行となるアルテミス I は、人類の深宇宙探査の基盤を創成し、アルテミス「 II 」で搭乗する「人間」との初飛行の前に、人類の存在を月、さらにそれを超えた深宇宙空間へ拡大するという私たちのコミットメントとその能力を示すことになります。人類が初めて月を超えた瞬間となるのです。
 

Image Caption :
Artemis I(アルテミス I )の軌道。
Image Credit : NASA
 

詳細を書きました。

月世界へ! オリオン宇宙船を乗せた SLS ファーストフライト
March 17, 2021 Latest
 



セカンダリーペイロードについて


NASA はセカンダリーペイロード選出のために、「キューブクエストチャレンジ」と呼ばれたコンテストを行いました。さらに国際協力の一環として、イタリアから一機、日本から二機のキューブサット搭載枠を決定しました。

第三回キューブクエストチャレンジで $ 30,000 をトップ五チームに授与

First Flight セカンダリーペイロード国際協力枠確定!

NASA SLS ファーストフライトは、オリオン宇宙船とともに小型科学技術宇宙機を深宇宙に送り出す!

以上の記事を和訳して掲載しています。

NASA SLS これまでの経緯とセカンダリーペイロード概要
March 10, 2021 Latest
 



NASA スペースローンチシステム概要


マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画、スペースシャトル計画、国際宇宙ステーションと続いたプロジェクトの発展的な形として、月から火星へ向かう新たなミッションの役割として計画されたコンステレーション計画がありましたが、アポロ計画の二番煎じであるとか、機材等に新規性が見当たらないほか、打ち上げロケットのアレスシリーズへの不安等の理由から、2010年に計画が中止となりました。代わって登場したのがこの SLS であり、コンステレーションと同様な役割に併せてオリオン計画と統合するなど、さらには有人における様々な追加アプローチも検討されております。
 

ファーストフライトに関して

SLS によるミッション計画は、現在様々な提案が出され検討中ですが、それらの説明は割愛し、ここではファーストフライトとしての EM-1 計画(現在のアルテミス I に相当)を取り上げていきます。EM-1 計画は、「Exploration Mission 1」の略で、無人オリオン宇宙船とピギーバック宇宙機 13 機の放出を行う SLS ファーストフライトに当たります。
 

NASA フロリダ州メリット島 Kennedy Space Center。
 

EM-1 の打ち上げシステムは、ブロック I で行われます。これは、ブロック 0、I、IA、II とある打ち上げシステムの中で、第一段ロケットに四機の RS - 25D エンジンを搭載したものです。打ち上げは2018年(2016年当時の予定)にフロリダ州メリット島の ” Kennedy Space Center Launch Complex 39 ” (上画像は KSC の全景)で行われますが、ウェブ上では未だ射出日を出しておりませんので、ここでも憶測での表記は控えておきます。が、予定日ではなく予測日としては、2018年09月30日(現地時間)とされています。(2016年02月22日時点で、11月打ち上げに変更されています。)
 

キューブサットの選択枠に関して

13 機のキューブサットについて、その選択は NASA の幾つかの部門によって実施されました。すでに選ばれて開発が進められているもの、コンペによって選出されるもの、協力関係にある国際的なパートナー向けにも三機の枠が用意されており、選出された我が国では、プロキオンに続くさらに進化した超小型宇宙機エクレウスで臨みます。
以下で選出部門、選択されたキューブサットのミッション内容を。日本語訳して解説しています。

SLS セカンダリーペイロードの詳細
March 10, 2021 Latest
 



SLS Artemis I News & Topics


長い間、更新が滞っておりましたので、最新の NASA 発信ニュースから遡って収集します。日本語訳には相当時間が掛かりそうですのでご猶予をください。重要な情報は割り込みで和訳していきます。
 

Apr. 09, 2021
Orion Spacecraft to Test New Entry Technique on Artemis I Mission


スペースシャトル RS-25 エンジンが、SLS アルテミス月探査の打ち上げで再登板

スペースシャトルのメインエンジンとして知られる RS-25 は 30 年以上に亘って 135 のミッションを宇宙に送り出した実績を持つ。国際宇宙ステーションの建造とハッブル宇宙望遠鏡の配備に用意された RS-25 エンジンは ...


日本語訳 : April 07, 2021

 


コアステージが主要なテストに合格し、打ち上げ準備が完了

ロケットのコアステージ(第一段)は、昨日木曜日にミシシッピ州ベイセントルイス近くの NASA ステニス宇宙センターで 4 基の RS-25 エンジンを 8分 19秒間燃焼させた ...


日本語訳 : March 19, 2021

 

Feb. 23, 2021
NASA Welds Confidence Article for Next Evolution of SLS Rocket for Artemis Missions

Feb. 23, 2021
NASA Welds Confidence Article for Next Evolution of SLS Rocket for Artemis Missions

Feb. 23, 2021
NASA Welds Confidence Article for Next Evolution of SLS Rocket for Artemis Missions

Feb. 23, 2021
NASA Welds Confidence Article for Next Evolution of SLS Rocket for Artemis Missions

Feb. 20, 2021
NASA to Discuss Second Hot Fire Test of Rocket for Artemis Moon Missions

Feb. 17, 2021
NASA to Discuss Second Hot Fire Test of Rocket for Artemis Moon Missions

Oct. 14, 2020
NASA, International Partners Advance Cooperation with First Signings of Artemis Accords

Aug. 31, 2019
What Is the Artemis Program?


NASA Ushers in Autumn with Powerful RS-25 Engine Test for SLS

NASA ushered in the Gulf Coast fall season with force Nov. 15, conducting a ...


November 16, 2018

 


Meet the Interim Cryogenic Propulsion Stage for NASA’s Space Launch System

The Interim Cryogenic Propulsion Stage (ICPS) stands suspended in a silo-like ...


November 09, 2018

 


Intertank for NASA's New Rocket Readied for Final Assembly

Technicians lifted the intertank for NASA's deep space rocket, the Space Launch System (SLS), into a vertical stacking ...


November 02, 2018

 


NASA Conducts a ‘BOO-tiful’ RS-25 Engine Test

NASA delivered a treat with a full-duration RS-25 engine test Oct. 31, and the shake, rattle and roar of the hot fire kept away any eerie creaks ...


November 01, 2018

 


I Am Building SLS: Jessica Wood

My NASA journey began with my grandmother who worked for the National Advisory Committee for Aeronautics (NACA) in the 1940s before it became NASA. ...


November 01, 2018

 


NASA Seeks Information for Gateway Cargo Delivery Services

NASA will lead the development of the Gateway, a permanent spaceship orbiting the Moon, to serve as a home base for human and robotic ...


October 23, 2018

 

Jan. 20, 2018
Artemis I Identifier

(加筆有り)



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office