カッシーニ探査機 : グランドフィナーレの工程を発表

NASA カッシーニ探査機は、09月15日、土星の大気圏内に向けた軌道から大気上層に突入し、グランドフィナーレの頂点を迎えておよそ20年に亘る宇宙空間でのミッションを終了する。ニュースブリーフィング、フォトチャンス、その他のメディアイベントは、カリフォルニア州パサデナにある NASA JPL ジェット推進研究所で開催され、NASA TV と当局のウェブサイトで公開される。
 

このイラストは、土星大気に突入する探査機の様子を描いたもの。スラスタによる姿勢制御により探査機の通信機器は地球方向を向いている。大気の摩擦によってスラスタでの制御が及ばなくなったその時点以降、カッシーニ探査機は転がり始める。これが起こると地球との通信が切断され、その瞬間がミッションの終了となる。通信の途絶後、探査機は土星の上層大気中を流星のように燃え尽きる。
Image Credit : NASA/JPL-Caltech
 

NASA はまた、8月29日(火曜日)にカッシーニ探査機の最後の二週間の活動をプレビューするメディアテレカンファレンスを開催する。
 

Cassini: A Saturn Odyssey

ミッション全般をまとめた動画。
›› DOWNLOAD VIDEO Cassini: The Wonder of Saturn
 

1997年に打ち上げられたカッシーニ探査機は、巨大な惑星土星のリング、衛星、磁気圏などを探査するミッションとして、2004年に土星周回軌道に乗った。 今年の04月、カッシーニ探査機は、土星とリングの間を22回に渡ってダイビングする Grand Finale と呼ぶミッションの最終工程を開始した。
09月15日、カッシーニは土星大気圏に飛び込み、惑星の上層大気に関する最新のユニークなサイエンスを最後まで送信し続ける。地球とのコンタクトを失った後、探査機は流星のように燃えて潰える。探査機が土星のこのユニークな領域を直接探るのは、これが初めての試みだ。土星について大いに明らかとする劇的なミッションの幕切れだ。
 

フィナーレまでのメディアイベントとスケジュール

※ メディア全般に向けた遠隔会議と NASA TV のニュース会議は、当局のウェブサイトで利用可能となる。時間は変更される可能性がある。

Tuesday, Aug. 29
・02 p.m. EDT - ミッション終了までの最終的な軌道制御、科学および操作活動に関するメディア遠隔会議には以下が参加する。

Curt Niebur, Cassini Program Scientist, Headquarters, Washington.
Earl Maize, Cassini project manager, JPL.
Linda Spilker, Cassini project scientist, JPL.

テレコンでの議論の様子は、イベントの開始時から以下で観れる。
https://www.nasa.gov/cassinitelecon
 

Wednesday, Sept. 13
・01 p.m. EDT - 最終ミッションの詳細について JPL による記者会見。(NASA TV 等でも視聴可能)
 

Thursday, Sept. 14
・10 a.m. to 03 p.m PDT - NASA Social : 事前に選ばれた30人のソーシャルメディアフォロワーが集合し、JPL ツアー、NASA TV とオンラインによって担当話者による解説などを実施する。
・About 08 p.m. PDT - 予定する最終ダウンリンクの開始。オンラインでのみストリーミング可能。
 

Friday, Sept. 15: End of Mission
・07 to 08:30 a.m. EDT - NASA TV とオンラインでのライブ解説。さらに、NASA TV メディアチャンネルと Ustream の解説では、JPL Mission Control の様子と音声によるミッション進捗を聴ける。
・About 08 a.m. EDT - カッシーニからの最後の信号と科学データが届く予定時間。
・09:30 a.m. EDT - JPL でのミッション終了に関する記者会見(NASA TV とオンライン)

メディアと一般市民は、#askNASA を使用してイベント中に質問をすることもできる。

オンラインストリーミングについては、以下をご覧頂きたい。
https://www.nasa.gov/live

記者会見の視聴は以下でも観れる。
http://www.youtube.com/nasajpl/live

※ JPLでのこれらのイベントをカバーするには、メディアは JPL メディアリレーションズオフィスを通じて発行された資格情報を事前に準備しておく必要がある。資格証明の申請は、既に締め切られた。
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office